2017年6月26日月曜日

緊張と腸~自分の周りの世界を信頼していないから緊張する

昨日の記事に対するコメント。

「緊張するとお腹痛くなるのはなにか関係があるの??」

これ、大切なことかもしれませんね。

腸は、第二の脳。

IBS(過敏性腸症候群

胃腸の身体的症状のみならず、めまいや頭痛、動悸、肩凝りなどを伴う自律神経失調症状や睡眠障害、不安、気分の落ち込みによるうつ病、イライラなどといった精神症状が現れることも多い。

その原因として、腸の運動を司る自律神経の異常による大腸を中心とした消化管運動の異常、消化管知覚閾値の低下、精神的不安や過度の緊張などを原因とするストレス、ライフスタイルのゆがみなど複合的な要因が指摘されている。また、元々神経質な性格であったり自律神経系が不安定であったりする人が、暴飲暴食やアルコールの多量摂取などを行ったり、不規則不摂生な生活、過労や体の冷えなどの状態に置かれた場合に症状が発生する場合がある。

また、最初は身体的理由(暴飲暴食など)が原因で下痢をしたものが、それにより人前で恥をかくという経験を幾度か重ねるうち、学習効果により人前で下痢をすること自体に異常に恐怖心を持ってしまい、長時間トイレのない場所や人目に触れずにトイレに入れないような場所に行くと不安障害の一種として下痢をするようになることもある。これはちょうど、乗り物酔いしやすい人というのが、乗り物酔いを何度か経験するうちに「また乗り物酔いするのではないか」という予期不安によって、乗り物に乗る前から意識がそれに集中してしまい、酔いやすい状態になるという、いわゆる「酔うと思うから酔う」現象に似ているともいえる。パニック障害などとほぼ同じ原理といえる。

近年、過敏性腸症候群(IBS)にはセロトニンという神経伝達物質が関係していることが指摘されている。セロトニンは、その約90%が腸内にある。ストレスによって腸のセロトニンが分泌されると、腸の蠕動運動に問題が生じ、IBSの症状が現れるとされている。腸は第2の脳とも言われるほどに脳と神経によって密接に関連しており、不安やストレスに対し脳からその信号が腸に伝わることで腸の運動に影響を及ぼす。この信号が過敏となり伝わりやすい状態になっていることで腸が過剰に反応する。ストレス信号を受けると、まず胃からセロトニンが分泌され、腸内のセロトニン受容体と結合し、腸の蠕動運動に異常をきたし、腹部の不快感、腹痛、下痢などを引き起こす。

引用ココまで


と、ここまでは、よく知られています。

問題は、なぜに緊張状態に陥るかということです。

最近、面白い説が発信されています。

「この世界を信頼していないから緊張する」

考えてみたら、その通りなのです。

この世界を、脅威と感じているから緊張すると考えるのが自然です。

腸は第二の脳ですから、恐怖のあまり機能障害に陥っているということになります。

脳からどんなに指令を出しても、自律的な意思を持っている腸は従いません。

腸が、自分の周りの世界を信頼できず、脅威と感じている限り、お腹が痛いという症状はおさまらないのです。


というか、脳そのものも、自分の周りの世界を信頼していないことが多いと思います。

周りの人たちを敵性と判断してから思考するため、おかしな解釈ばかりします。

見捨てられ不安を持つ人たちが問題行動を起こしやすいのと似ています。

信頼しない世界に対してひどい態度をとることで、ひどい扱いを受けることになります。


因果応報ですね。


腸を信頼し、世界を信頼しましょう。

2017年6月25日日曜日

心からの笑顔=腸からの笑顔~腸は、心の窓~腸は、豊かな感情を持っています。

ここ数日……

「若返りましたよね」

……って言われます。


なぜ、若返ったか?

この大蛇(おろち)面の力だと思います。

大蛇面 面打ち師 田中俊成氏作 赤間神宮

大蛇面 面打ち師 田中俊成氏作 赤間神宮


ブログ → 面打師  田中俊成の歩


ブログで、この写真を見て一目惚れしました。

→ 大蛇完成3 

大蛇面

打ち合わせの時のワクワク感は、いまも鮮明に記憶しています。

完成した大蛇面を手にしたとき、心からの笑みが湧き上がってきました。

私はずっと、この大蛇面に出会いたかったのだと感じました。

腸が喜んでいるのがわかりました。


赤間神宮で大蛇面の写真を撮っているときも、ニマニマが止まりませんでした。

まあ、そんなわけで、私は盛大に若返っています。


さて、本題です。

さっきの記事の続きです。


この動画を観てください。



エビデンスがいまいちですが、面白い説だと思います。


マイケル・D・ガーション医学博士が、「セカンド・ブレイン=第2の脳」と言う本の中で、

「現在我々は腸に脳があることを知っている。とても信じられないことかもしれないが、あの醜い腸は心臓よりずっと賢く、豊かな感情を持っているのである。脳や脊髄からの指令がなくとも反射を起こさせる内在性神経系を持っている臓器は腸だけである。進化はうまい工夫をした。我々の先祖はアメーバの原生的生物から進化して脊椎を獲得した時、頭蓋と腸の両方にそれぞれ別の感情を持つ脳を発達させたのである」

と書いています。

これも、面白い説だと思います。


古来より、「腸は、心の窓」と言われます。

心からの笑顔=腸からの笑顔ということなのだと思います。


脳で考えて笑顔をつくるのは、むしろストレスになります。

つくり笑いや愛想笑いをしてみればわかります。

自分が自分を裏切っているということが。

そんな笑顔が、人生を良くしていくはずがありません。


顔面フィードバック効果と、人間関係の偽の潤滑効果と引き換えに、失うものが多すぎます。

表面上の感情と真の感情との乖離が脳を壊し、知情意のバランスを崩壊させてしまうのです。

そのツケは、心身の崩壊という形で支払うことになります。

つくり笑いや愛想笑いは、人生の質を良くしてはくれないのです。


つくり笑いや愛想笑いでは、眼が笑ってくれません。

眼が笑ってくれるのは、腸が笑っているときだけです。


心から笑えるよう、腸を信頼しましょう。

表情筋を鍛えるのではなく、第二の脳である腸を信頼する~真の笑顔は、正しい腕と舌の使い方から。

プロメテウス解剖学 頭頸編


某関西美人から、「笑顔について解説してくれはりますか?」との依頼。

7月27日(木)の大阪集中講座で解説することになりました。


安部塾では、「表情筋は、無理に鍛えない」が基本です。

顔面以外の骨格筋同様に、余計な筋肉は、自然な動きを阻害するからです。

顔芸をやればやるほど、自然な表情が失われてしまいます。

身体機能に適合した表情筋の使い方を学ぶことを推奨しています。


ヒントは、私たちの御祖先様であるピカイアです。

ピカイア

ピカイアには、頭蓋はありますが、顔面はありません。

私たちの頭蓋骨も、脳頭蓋と顔面は、わかれています。

顔面は、「腸の一部」なのです。

表情筋の解剖図を見れば、一目瞭然ですね。

表情筋
腸は、第二の脳と呼ばれます。

参考サイト → 腸は第2の脳。腸に関する10の豆知識

1. 脳の監視がなくても機能できる唯一の臓器

 腸は権威に抗するレジスタンスのように、脳からの信号を待つことなく消化という重要な機能を果たすことができる。こうした芸当は、他の臓器はもちろん、あの力強い心臓でさえできないことだ。

2. 1億個もの脳細胞が存在する

 腸が自分で判断できるのも驚くにはあたらない。食道から肛門まで続く9mの腸には、無数の脳細胞が存在するのだから。このニューロンの数は脊髄や末梢神経系よりも多いのだ。

3. 腸は独自の神経系を持つ

 腸の神経系は、消化や排泄を司る絶対者として君臨しており、それ自体であらゆる機能を遂行する。科学者の中には、ここを中枢神経系の一部とみなす者や、その本体であるとみなす者もいる。”実行”刺激がくると、脳からの司令なく腸にキューを出すよう進化したようにも見える。これは無力な新生児の脳を考えると特に妥当に思えてくる。

4. 腸が脳に感情のサインを送る

 腸には迷走神経という、大きくて、厄介な神経が埋め込まれている。研究では、その繊維の最大90パーセントまでが腸から脳へと情報を運んでいることが明らかとなっている。言い換えると、脳は腸からの信号を感情として解釈しているのだ。だから、あなたは心から腸を信頼するべきだ。

5. 胃腸障害は腸の”精神疾患”とも言えるかもしれない

 抗鬱剤として身体の調子を整える素晴らしい気分物質セロトニンだが、およそ95パーセントが腸の中で見ることができる。ということは、食事や薬、抗生物質が人の気分をめちゃくちゃにしてもちっとも不思議ではないということだ。

引用ココまで


賢明な方なら、もうおわかりだと思います。

脳から指令を出して表情をつくるという行為の愚かさというものが。


この理由で、安部塾では表情筋を鍛えません。

ピカイアに学ぶのです。


私たちは腸の一部である顔面の口に食べ物を運ぶために、手を発達させました。

腕の使い方を改善し、美しい動きで食事をすることで、笑顔が生まれます。

腸から笑うことができるのです。

腸が喜ぶ朋友と一緒に食事をすると、自然と笑顔になる理由でもあります。


美しい作法と朋友が、素敵な表情をつくってくれるのです。


合わせて、「舌」をきちんと使うことが大切です。

真の笑顔は、舌と手がつくるからです。

舌が堕ちれば、口角も堕ちます。

墜落した舌と口角は、ゆがんだ笑いを生みます。


脳からの指令と、腸からの指令が一致したとき、真の笑顔が生まれます。

脳からの指令と、腸からの指令が不一致なとき、歪んだ笑顔が生まれます。


表情筋を鍛えるという行為は、愚かなことです。

ピカイアに学びましょう。

2017年6月24日土曜日

美しい腕をつくるということは、首・肩・背中の上部の過剰緊張をゆるめるということ~美しい姿勢づくりの要素

アナトミートレイン アームライン


さっきの記事の続きです。


上腕がたるんでいるなんて、構造的に論外です。

構造的に正しければ、腕は美学的に美しく引き締っているはずです。


美しい腕をつくるということは、美しい姿勢をつくるための重要要素です。

上腕を綺麗に使って、上腕三頭筋・上腕二頭筋のバランスを改善すること。

首・肩・背中の上部の過剰緊張をゆるめるということ。

肩の位置を、「本来あるべき位置に戻す」ことが大切なのです。


動作時は、常に両肩を美しく下げておくこと。

肋骨も、美しく下げ続けておくこと。


腕を後方に振るときは、背中が反らないようにすること。

(腕がきたない人は、背中をアーチ状に反らせてしまいがちです)


肩甲間部を広く保ち、指先まできっちり伸ばして、腕を長く使うこと。

(腕がきたない人は、肩甲間部を詰め、指先まで縮めて、腕を短く使いがちです)


腕のターンアウトをマスターして、手首ではなく、鎖骨から腕を動かすこと。

それが、二の腕を美しく引き締め、見惚れるほどに美しい所作を生み出すのです。


詳細は、7月27日(木)の大阪集中講座で解説いたします。

「美しい二の腕をつくる」~7月27日(木)の大阪集中講座内容

某関西美人(?)から、

「二の腕について解説してくれはりますか?」

的な依頼があったので、7/27(木)の大阪集中講座で解説することにしました。

考えてみたら、安部塾で二の腕の話するのは「お初」です。


ところで、二の腕ってどこでしょう?


【二の腕】

肩から肘(ひじ)までの間の部分。上膊(じようはく)部。

引用ここまで


昔から、「二の腕には、その人の品格があらわれる」と申します。

日常生活でひんぱんに使われるので、当然ですね。

腕を意味する「arm」には、「兵器・武器」の意味もあります。

腕は、誰かを抱きしめることもできるし、壊すこともできるのです。


美しい腕は、「恕(思いやりの気持ち)」が具現化されたものです。

所作の美しさが、形になっているのです。

形状は機能に従います。

丁寧な動きが、美しい腕をつくるのです。


それでは、アナトミートレインのアームラインを見てみましょう。

アームライン

アームライン

「腕は、胸と背中から始まる」ということが、よくわかると思います。

つまりこういうことです。

「胸と背中が美しいことが、美しい腕であることの大前提」

私たちが、機能的な鎖骨と肩甲骨の動きに魅了される理由です。


続きは、今夜書きます。

2017年6月23日金曜日

首の後ろが縮んで短くなると、頭が後下方に引かれて頭部前方位になり、猫背化とともにあごがおかしくなります。

首の後ろが縮んでが短くなるとマズイ理由を、図解することにしました。

首の後ろが縮んで頭部前方位になる解説図

頭が後下方に引かれると、前が見えなくなるので背中を丸めて胸を固めることになります。

猫背の正体のひとつです。
頭部前方位の修正としての猫背
 結果、下あごも後ろに引かれてしまいます。

頭部前方位と下あご 肩甲舌骨筋
 舌骨が肩甲骨の方へ引かれるからです。
肩甲舌骨筋
筋骨格のキネシオロジーを読むと、詳しく解説してあります。
筋骨格のキネシオロジーより
かといって、あごを引くと、首の前側が縮んで二重あご&舌落ちします。

筋骨格のキネシオロジーより

間違っても、あごを引いてしまわないようにしましょう。

首まわしとかは、論外です。


あ、眼が悪くても(視機能がおかしくても)、首が縮みます。

その場合は、アイックスにご相談ください(「安部塾で知りました」で通じます)。


基本的な直し方は、レッスンや集中講座で教えています。


今日の薬院校で、詳細な解説をします。

13:30~ 塾長グループレッスン
15:30~ 塾生講座
18:00~ 塾長グループレッスン
19:30~ 塾長グループレッスン
21:00~ 塾生講座

御参加、お待ちしております。

2017年6月21日水曜日

7・8月の東京集中講座について

7・8月の東京集中講座は、前日入りします。

■7月の東京集中講座

21日(金)東京入り
22日(土)10:00~
23日(日)10:00~

■8月の東京集中講座

18日(金)東京入り
19日(土)10:00~ ※花火大会のため、夕方までの開催です。
20日(日)10:00~

東京集中講座 フュージョン~はあっ!!

7月の内容ですが、大好評につき基本を洗いなおします。

「姿勢と舌・眼=美しい顔をつくる=口腔底と骨盤底」

「姿勢と唾液=口腔環境と自律神経=口臭・歯周病を姿勢の崩れ」

「ピカイアに学ぶ身体操作=眼窩を中心とした身体イメージのつくり方」

「姿勢と足=重心のとらえ方」

「首の解放~頭ー首ー背中の関係を学ぶ」

……なかなかマニアックな内容ですが、知らないともったいないことばかりです。


詳細決まり次第、御案内させていただきます。



あ、金曜の夜に、何かやるかもしれません。

お楽しみに。