2013年3月17日日曜日

筋肉はゆっくり伸ばそう~反動を使ってヨガのポーズをとらない理由


筋肉はゆっくり伸ばそうw

筋肉を持続的に伸張させると、目的とする筋肉の緊張が低下する。

これを利用したのが、ヨガのアーサナ(ポージング)や静的ストレッチング。


仕組みは、こんな感じ。


筋肉が収縮→腱が伸張する

ゴルジ腱器官が興奮し、電気信号を脊髄&小脳へ


収縮している筋肉を支配している運動神経抑制→筋弛緩反応。

.同時に拮抗筋を支配している運動神経を活性化→拮抗筋収縮。

小脳からのフィードバック情報が張力調整を補助。



まとめるとこうなる。

自己筋および共同筋の抑制(自己抑制)~緊張低下・弛緩反応

・拮抗筋の促通(相反性促通)反射

はい。ワケワカメですね。


急速に伸ばされた筋肉は、防衛反応で収縮してしまう。

損傷を防ぐためにね。


なので、しばらく筋肉を軽く伸ばしたままキープ。


ゆっくり伸ばされ続けた筋肉はゆるむ。




自然な呼吸で、ゆっくり伸ばし続ける。

僕のクラスではデフォルト。

テキトーなようで、ちゃんと効果があがる。

頑張らない方がいいのだ。


ちなみに、同じ理由で運動前の静的ストレッチングはパフォーマンスの低下を招くことがある。

・筋収縮力の低下

・収縮速度の低下

・ジャンプ力・ダッシュ力などの瞬発系能力のレベル低下

いわゆる『バネ』が効かなくなる。


ヨガや静的ストレッチングは競技の後で、疲労回復を目的にやるようにしよう。