2014年1月22日水曜日

脳と免疫~心と肉体のつながり

精神神経免疫学より

従来、心身症(しんしんしょう)などにおける心とからだの関連を理解するためのアプローチは自律神経系と内分泌系(ないぶんぴつけい)に関するものが主流でした。近年では免疫系に焦点をあてた研究が急速な成果をあげており、この分野を精神神経免疫学と呼びます。

 脳細胞と免疫細胞(白血球(はっけっきゅう)、リンパ球、ナチュラルキラー細胞など)は、元来、同一のシステムに属していたものが進化の途上で分化したという説があり、これを裏付ける数々の知見が提出されています。また、免疫系に固有の伝達物質であるとみなされていた種々の物質(インターロイキン、インターフェロンなど)が脳の視床下部(ししょうかぶ)に直接作用してさまざまな精神症状をおこすという報告もあります。そして、脳内固有の伝達物質とされていた物質(アセチルコリン、アドレナリン、脳内麻薬様物質のエンドルフィン、エンケファリンなど)が、免疫細胞に直接的に作用して、その活性を強めたり弱めたりすることもわかってきました

 臨床場面では、たとえば、うつ病の患者さんにがんの発生率が高いという報告は、枚挙に暇(いとま)がないほどですが、これを精神神経免疫学的観点から裏付ける研究があります。うつ病患者さんではリンパ球やナチュラルキラー細胞の活性の低下が証明され、これは脳が分泌する免疫抑制物質のためではないかと考えられています。また、インターロイキンと消化性潰瘍(しょうかせいかいよう)の関連を示唆する報告があるほか、気管支(きかんし)ぜんそく、アトピー性皮膚炎など、さまざまな心身症に関して精神神経免疫学的なアプローチが進行中です。

引用ココマデ



僕と親しくなった人の免疫システムが正常化することがある。

共通して、精神状態が平穏になったときにそうなる。

感情が動けば、連動して自律神経やホルモンレベルが変化するからね。

特に、アレルギーを含む自己免疫疾患の改善が著しい。


免疫システムに影響を与えない感情は存在しないとすら思える。


僕がこのブログに、精神ネタを書く理由でもある。

エクササイズだけで免疫システムが正常化するはずがないと考えている。


病気というものは精神力で予防するのが基本だと思う。

健康な精神状態を保つように努力することが大切なのだ。

『不快感情が病気を引き起こし、治癒を妨げている』

そう考えて対処していく方がいい気がする。