2015年2月27日金曜日

骨盤隔膜の基礎知識~骨盤底筋群

骨盤隔膜 骨盤底筋群

■骨盤底筋群の3層構造。

・臓側骨盤隔膜・・・・・・骨盤腔内の臓器間を埋める結合組織

・骨盤隔膜・・・・・・骨盤内の臓器を持ち上げ支える肛門挙筋(恥骨尾骨筋、恥骨直腸筋、腸骨尾骨筋など)と尾骨筋

・尿生殖隔膜・・・・・・浅会陰横筋、深会陰横筋、球海綿体筋、坐骨海綿体筋、尿道括約筋など

骨盤底筋群は排尿・排便に関わり、体幹の安定性を保ちます。

■骨盤隔膜と呼吸

吸うとき、横隔膜が収縮して下制し、骨盤底筋は遠心性収縮して下方に押し出されます。

吐くとき、横隔膜が弛緩して挙上し、骨盤隔膜は求心性収縮して上方に引き上がります。

横隔膜と骨盤隔膜には、呼吸時に腹圧を一定に保つ役割があります。

ときに、横隔膜と骨盤隔膜がともに求心性収縮して腹圧を高め、骨盤・腰部の剛性を高めるように働くこともあります。

腹圧を高めることで体幹の剛性を高めて、骨盤・脊柱を保護します。


■呼吸と仙骨・腸骨・坐骨の関係

呼吸と仙骨・腸骨・坐骨
以前、記事に書きましたが、この動きが頭に入っていれば、安部塾の身体操作の基本原理がわかると思います。