2015年3月25日水曜日

立つ・歩くが楽になる~重心を中心軸に近づける大内転筋の意識~股関節と坐骨結節

安部塾では、坐骨を重視します。

理由のひとつは、この筋肉。

大内転筋

■大内転筋

・起始 坐骨下肢前面・坐骨結節下面

・停止 大腿骨粗面内側唇 大腿骨内側上顆内転筋結節

・作用 大腿を内転 重心を中心軸に引き寄せる


股関節に問題があると大内転筋が固まって可動域が制限されてきます。

結果、立位・歩行ともに詰みます。


大内転筋を意識して立つには、どうしたらよいのでしょうか?

坐骨を大腿骨(ふとももの骨)に近づける感じにしてみましょう。

上の図の起始・停止をイメージするとわかりやすいと思います。

いきなり重心が中心軸に近づいて、骨盤が立ち上がったはずです。


いつも僕が誘導している「恥骨から脚が伸びている感じ」になったと思います。


このとき、骨盤は中立位(上前腸骨棘と恥骨が同一線上)にあります。

体感的には、坐骨の真上に股関節(脚の付け根)がきているはずです。

骨盤中立位
正面・背面でも、ほぼ真上のイメージなはずです。

骨盤 坐骨結節と股関節

坐骨の真上に股関節の奥がある感じで立つ・歩くすると楽なはずです。

最近の安部塾でやらせている『股関節をハメるエクササイズ』の種明かしですね。


こんな透過イメージになっていれば、スムーズに動くと思います。

股関節と坐骨結節

明日・明後日の指導者育成講座で、詳しく説明しますよ~