2015年4月15日水曜日

体前屈するときは膝を少し曲げましょう~ふとももの裏とふくらはぎのつながり

ふとももの裏とふくらはぎ(ハムストリングスと腓腹筋)

ふとももの裏の筋肉は脛骨・腓骨についています。

ふくらはぎの筋肉は大腿骨についています。

膝を曲げると、ふとももの裏とふくらはぎの筋筋膜は別々に機能します。

膝を伸ばすと、ふとももの裏とふくらはぎの筋筋膜はつながって機能します。


ふくらはぎの腓腹筋頭はもも裏のハムストリング腱を回って上行し、大腿骨顆上部に入り込みます。

ハムストリングは腓腹筋を回って下行し、脛骨と腓骨についています。


なので安部塾身体操作では、前屈するときは、膝を少し曲げるようにします。

ふとももの裏とふくらはぎを別々に機能させるためです。

ほんのわずかに膝をゆるめることで、股関節の屈曲を緩和することができます。

体感的にも、楽に前屈できるはずです。

膝をゆるめた立位体前屈
膝をゆるめた座位体前屈時の筋肉のイメージ図

膝をゆるめた座位前屈

膝の伸ばしすぎは、他の部位の機能障害の原因になりがちです。

膝を伸ばすというイメージだと、膝関節渦伸展させてしまいやすくなります。

膝下(脛骨・腓骨)とお尻(坐骨)を遠ざける感じにしてみましょう。

ふとももの裏(ハムストリングス)が気持ちよく伸びるはずです。