2015年4月29日水曜日

脛の外側の筋肉が弱ると、つまづきまくりますよ~

前脛骨筋(ぜんけいこつきん、Tibialis anterior muscle)は人間の下肢の筋肉で足関節の背屈、内反、足底のアーチ維持を行う。

脛骨の外側面、骨間膜および下腿筋膜から起こり、三角柱状の筋腹はやがて1本の腱になって、腱は上伸筋支帯と下伸筋支帯の下を腱鞘に包まれて通り抜け、内側楔状骨と第1中足骨の足底面で停止する。

前脛骨筋

わずかな段差でつまづく人は、前脛骨筋が弱っているかもしれません。

歩きたがらない人(すぐ疲れる人)も。

足の裏のアーチがブチ壊れているので、すぐわかります。

足首を反らせることができないので、後ろに蹴りだすこともできません。


人生つまづきまくってしまいます。

前向きに進むこともできません。

筋肉と行動と感情は同期していますからね。

前脛骨筋を解放・強化しておかないと、えらいことになります(当塾比w)。


今日の大牟田で、詳しく説明しますね!!

2015年4月28日火曜日

足裏(足底)をゴルフボールでほぐすと、世界が変わるよ~

今日の大手門は、足裏にゴルフボールw

復習用画像です!!

小趾外転筋・虫様筋

母趾外転筋・足底方形筋

うまくほぐせると、立位体前屈が超絶楽ちんになりますよ~

足底がほぐれると、世界が変わります!!


明日の大牟田でもやります!!

足裏を使いこなす秘技(全然隠してないけどw)

世の中には、脚の小指が寝っ転がっている人がいます。

指のゆがみ

小指の爪が、つぶれてしまっていたりします。

足がつりやすくなり、全身のバランスも崩れます。

筋肉連鎖で、指が寝ている足の逆側の首がゆがむことが多いようです。

小指が使いものにならないのだから、当たり前ですね。


そこで、ゴルフボールで腓骨筋の機能改善ですよ~

腓骨筋

(≧ 0 ≦C ))⌒☆アタっ!


腓骨筋の機能を改善した後で、サポート機能つきの5本指ソックス。

まあ、基本通りですね。


ここで、安部塾の小技をひとつ。

手の小指の握りこみ

僧帽筋の余計な緊張を取り去り、上腕三頭筋前鋸筋を覚醒させる技です。

結果、筋肉連鎖で足の小指がよみがえります。


今日の大手門でやろうと思いますw

2015年4月26日日曜日

2015年4月24日金曜日

肩甲骨の内側をテニスボールでほぐしましょう~

昨日の安部塾で、テニスボールで肩甲間部の解放やりました。

肩甲骨の内側が痛むとき対策です。

主に、大菱形筋小菱形筋僧帽筋あたりを狙います。

菱形筋・僧帽筋

まあ、田舎で言うところの『けんびき』ですね。


動画撮りました(モデル:塾生YOKO=Loughter Master).




呼吸に、若干コツがあります。

詳しく知りたい方は、安部塾で聞いてくださいね~







2015年4月22日水曜日

ふともも裏の筋肉をテニスボールでほぐす

テニスボールでフトモモの裏を解放するテクニックの復習用画像です。

大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋

おおよそ、お尻と膝の中間付近です。

お尻の下に違和感があるときは、内側中心に探すと何かいると思います。

2015年4月21日火曜日

テニスボールでお腹をほぐす~腰痛が消える

今日の大手門指導者育成講座の復習用画像です。


腹直筋

腹直筋

大腰筋・腸骨筋

大腰筋・腸骨筋
一部の腰痛に効果絶大です。

当て方の写真を撮るのを忘れました(笑)。

テニスボールで脚・お尻・肩ほぐし~東京WS復習用画像

参加者のみなさんの多くが寝落ちして記憶がないそうです。

思い出せないと自宅練習できませんので、復習用画像を用意しました。

テニスボール 脚

テニスボール 肩・腰・お尻

こんな感じの脚の痛みには、お尻にテニスボール!!
テニスボール お尻
お腹ほぐしは、今日の大手門指導者育成講座で写真撮ってきますねw

2015年4月20日月曜日

たかがテニスボールで人生が変わるかもしれませんよ(笑)~コンプレッション・ストレッチングで筋肉を解放!!


東京WSで、テニスボールを使った姿勢と動きと体型の改善が好評でした。

下肢の解放が基本です。

脛骨・腓骨まわりの解放

きちんと筋肉をイメージしてボールを当ててくださいね~

ふくらはぎの解放

仙結節靭帯はここですよ~

仙結節靭帯

腸腰筋をゆるめる秘技

腸腰筋の解放

この写真だけ見ると、何やってるのかわかりませんね(笑)。

小臀筋の解放

次回の東京は、ゴルフボールを使った解放テクニックもやる予定ですよ~

お楽しみにっ!!




テニスボールで筋肉解放が大人気な件

  今回の東京では、テニスボールによる姿勢と動きの改善が好評でした。身体操作型『息吹』と組み合わせることで、驚速の効果をあげることができます。

  今後の福岡・下関のワークショップの主流になるかもしれません。

2015年4月19日日曜日

首こり解消の秘技

東京ワークショップのラストは、胸鎖乳突筋のコンプレッションストレッチングやってますよ~

2015年4月17日金曜日

からだをほぐす道具を使いましょう

最近の安部塾は、からだをほぐす道具まつり状態です。


今日の指導者育成講座&グループレッスンは、こんな感じでやろうかと思います。

テニスボールで筋膜解放

各種道具を使ったからだほぐし

お楽しみに!!

2015年4月15日水曜日

僕が音楽をかけない理由・限界までトレーニングさせない理由

尊敬する指導者ビンス・ジロンダ先生の記事です。

IRONMAN 平成17年2月12日発行 通巻176号 93P

現在の安部塾の指導スタンスは、ジロンダ流に近いと思います。

音楽はかけませんし、限界までトレーニングすることもありません。

薬院校で響くのは、静かな呼吸の音と、某塾生たちのバカ笑いの声だけです。

音楽の助けが必要な未熟者は、身体操作でも成功できないと思います。


「理想的なフィジークを完成させるためにはできるだけ頭の中に具体的な完成図を描き、信念を持ち、終わりのない努力を注ぎ続ける必要がある」


ジロンダ先生の言うとおりだと思います。


僕は、自己流を認めています。

薬院校では、他の塾生や参加者に迷惑をかけない限り、好きにしていいことにしています。

間違ったやり方をやって、行き詰るのもまたひとつの道だと考えているからです。

僕のやり方は合理的過ぎて、最短最速で効果を出してしまうので、つまらないかもしれませんから。


ひとつだけ言えることは、終わりのない努力をする必要があるということだけです。

僕が、地味な基本練習の積み重ねをしなさいと繰り返し説いている理由です。

最近は、そんな僕の支持者が爆増しています。

ありがたいことです。

体前屈するときは膝を少し曲げましょう~ふとももの裏とふくらはぎのつながり

ふとももの裏とふくらはぎ(ハムストリングスと腓腹筋)

ふとももの裏の筋肉は脛骨・腓骨についています。

ふくらはぎの筋肉は大腿骨についています。

膝を曲げると、ふとももの裏とふくらはぎの筋筋膜は別々に機能します。

膝を伸ばすと、ふとももの裏とふくらはぎの筋筋膜はつながって機能します。


ふくらはぎの腓腹筋頭はもも裏のハムストリング腱を回って上行し、大腿骨顆上部に入り込みます。

ハムストリングは腓腹筋を回って下行し、脛骨と腓骨についています。


なので安部塾身体操作では、前屈するときは、膝を少し曲げるようにします。

ふとももの裏とふくらはぎを別々に機能させるためです。

ほんのわずかに膝をゆるめることで、股関節の屈曲を緩和することができます。

体感的にも、楽に前屈できるはずです。

膝をゆるめた立位体前屈
膝をゆるめた座位体前屈時の筋肉のイメージ図

膝をゆるめた座位前屈

膝の伸ばしすぎは、他の部位の機能障害の原因になりがちです。

膝を伸ばすというイメージだと、膝関節渦伸展させてしまいやすくなります。

膝下(脛骨・腓骨)とお尻(坐骨)を遠ざける感じにしてみましょう。

ふとももの裏(ハムストリングス)が気持ちよく伸びるはずです。

2015年4月14日火曜日

足首の中心と膝の中心で軸をつくる

最近、このネタばかり書いてますが、大切なことなのでまた書きます。

下図の左は側面から見た重心線、右は正面から見た重心線です。


脚の重心線

いずれも、足首の中心の真上に膝の中心がきています。

こうすると、首まで真っ直ぐに整います。

機能軸と解剖軸


4月後半にかけて、この感覚を身に着けてもらおうと考えています。

なぜ女性は膝が痛くなりやすいのか? 傾向と対策

Qアングル 女性・男性


上前腸骨棘(腰骨)と膝蓋骨中央(膝のお皿)を結んだ線→大腿四頭筋腱長軸。

膝蓋骨中央から脛骨粗面上縁中央(膝蓋腱軸)を結んだ線→膝蓋腱軸。

このふたつの線がつくる角度を、Qアングルといいます。

Qアングルが大きい女性の膝はどうなるでしょう?


膝蓋骨を外方に牽引する力が生じやすくなります→膝蓋―大腿関節面圧力上昇します。

結果、膝蓋骨の外方不安定性が大きくなります→下肢伸展機能の効率が低下→衝撃吸収機能が低下します。


結果、膝蓋大腿関節(大腿骨膝蓋面)と大腿脛骨関節(大腿骨脛骨面)の間の関節軟骨にダメージが生じます。

膝関節が変形したり、水がたまったり、膝関節機能が崩壊するわけです。



膝関節機能崩壊の過程をみてみましょう。


膝の中心が内側を向き、膝屈伸運動時の作用軸がねじれます。

足先を前方に向けて屈伸するとき、両膝が内方に寄ってぶつかります(膝の外反)。

歩くときや走るとき、足が外側にはみ出てブレてしまいます。

足の回内やアーチつぶれなどと同期・相互連鎖して、手がつけられなくなります。


可及的速やかに、身体操作を学ぶ必要があると考えています。


女性の膝関節が崩壊しやすい理由は、もうひとつあります。

前もも(大腿四頭筋)の機能が低下すると膝蓋骨を固定する力が弱くなります。

膝を屈伸するときに膝蓋骨が外側に引っぱられると、大腿骨とぶつかって炎症が起きます。

女性はQアングルが男性よりも大きくて大腿四頭筋の機能が低下しやすいので、痛みが出やすいのです。


安部塾の身体操作では、足首の中心と膝の中心を軸上にもってるように指導します。

さらに股関節を軸上にもってくれば、膝にかかる不穏な圧力は消失するはずです。


機能軸

加えて、Mr-MAXのショートポールで膝下と大腿部の筋膜を解放。

ブリジストンの抗耐力テニスボールで臀部の筋膜も解放。

そうするとアラ不思議・・・・・・膝の位置が整います。

「どうやって立てばいいのか?」がわかれば、膝関節は安定するのです。


4月26日の塾長ワークショップで、詳しく説明したいと思います。

身体のゆがみ=間違った思い込みからの解放~脊柱は弓・筋膜は弓の弦~

弓と弦

脊柱を弓としてイメージしてみましょう。

筋膜は、頭蓋から足底までつながっている弓の弦であることがわかります。

組織を包んで、支えて、分けて、守ってくれる隔膜同士を結びつける弦。

そして、隔膜の動きを繊細に調整してくれています。


頭蓋底~鎖骨の内側~肝臓付近の膜~おへそ~膀胱を覆う筋膜~骨盤隔膜~膝~足底筋膜

たくさんの弓の弦が、僕たちの身体をつくってくれています。

その弦が短縮硬化してしまったらどうなるかなんて、考えなくてもわかります。

機能障害が起きて、すべてうまくいかなくなります。


安部塾身体操作では、機能障害に注目します。

筋膜の硬さ・左右差から生じる身体のゆがみからの解放。

さまざまなテクニックを総動員して、弓の弦の性能を回復させます。

解放された身体になれたとき、心も解放されます。


真摯に自分の身体と向き合うこと。

自分の間違った思い込みで無意味に身体を痛めつけている事実を認めること。

正しい身体の使い方を学ぶことで、自分の間違った思い込みに気づくこと。

それが、弓の弦の性能を取り戻す最善の道だと思います。

2015年4月13日月曜日

足首がゆがむと、全身がゆがみますよ~

昨日の記事の続きです。

足首のゆがみが、どのように脚をゆがめるかを図示してみました。

足首の回内・回外

足首の回内・回外と膝関節のゆがみ

足首の中心と膝関節の中心と股関節の中心が軸上にないといけません。

足首・膝・股関節の中心と軸
歪みの連鎖コワイ・・・・・・

足首の回内と連鎖

足首の中心~距骨に、真っ直ぐに乗りましょう。

距骨

4月後半は、足首にこだわっていきますよ~

2015年4月12日日曜日

全身のゆがみの原因は、かかとの関節の機能異常なのかもしれません~かかとの関節とあごの関節は同期していますよ~中臀筋の反応速度もね!

距骨(きょこつ)

距骨(きょこつ)には、筋肉が付着していません

かかとを上げた姿勢を保つとき、距骨と踵骨の関節(距踵関節)がグラグラしやすいということです。

距骨には筋肉が付着していないために、筋肉で距骨を直接操作することはできないのです。

安部塾の身体操作で、足首と脛骨(けいこつ)をつなげる練習をする理由です。

距骨(きょこつ)


踵(かかと)の関節=距骨下関節(きょこつかかんせつ)は重要です。

外反母趾などは、この関節の機能異常から発生します。

距骨下関節が正常に機能しないと、他の関節がそれを補うことをになります。

いわゆる、代償ですね。


踵(かかと)の関節の機能異常→膝関節→股関節→背骨→胸鎖関節→顎関節・・・・・・

全身の関節の機能に障害が波及することになります。

代償の連鎖、テラオソロシス・・・・・・

たかが踵(かかと)の関節などと、舐めてはいけません。


顎関節の不調がある人は、距骨下関節の機能異常もあるはずです。

同期していますからね。

足底筋膜→骨盤隔膜→大腰筋→横隔膜→胸鎖乳突筋→あごという流れです。

ここまで書けば、なぜこの動きが重要かわかりますよね?

足首と呼吸

かかとの関節の機能異常は、お尻の筋肉(臀筋)の弱化を招きます。

中臀筋の収縮反応速度が低下して、立ちバランスがとれなくなります。

片脚支持・中臀筋の収縮反応

安部塾身体操作で、足首とお尻の同期を練習する理由です。

面白いでしょw

2015年4月11日土曜日

今日の下関で、安部塾身体操作基本型『IBUKI=息吹』を先行公開します!!

昨夜、5月2~6日のGW集中講座で指導する予定の『IBUKI=息吹」の元型ができました。

『プロトタイプ・イブキ』=『息吹元型』ってとこですね。

昨日・一昨日と、薬院校の一部塾生に型をなぞってもらいました。

効果絶大だったので、今日の下関レッスン&WSで先行公開します。


まだ未完成なんですけどね。


一切の無駄な動きを削ぎ落とした、超絶単純な動きで構成しています。

自分の内側に、自然と意識が向かう流れをつくりました。

これまで積み上げてきた練習の粋を集めました。

たとえて言うならゴールデン・フリーザ様です。

ゴーレデンフリーザ様
画像をつくってから気がつきましたが、一人称は『ボク』でしたね(笑)。


最終形態は、『個人の本来の姿』です。

外見は余計な動きが全て取り除かれたシンプルさ。

修行とは、余計なものを削ぎ落としていくことなのだと思います。

自分の本来の設計図どおりに動くことが基本だと思います。


見た目の派手さを一切排除した、超絶地味な動きですけどね。

効果には自信があります。


下関の参加者のみなさま・・・・・・お楽しみにっ!!

2015年4月9日木曜日

基礎練習を疎(おろそ)かにしない

「特別なことや奇抜なことをしようとせずに、淡々と基礎練習にハゲみなさい♪」

僕がよく口にする『命令』です。

安部塾では、基本的に『好きにしてください』というスタンスなのですけどね。

基本練習をきちんとやっていないと、活動停止に追い込まれますからね。

足首と呼吸

身体操作の知識がない人でも、姿勢や動きが美しいかどうかはわかります。

いえ、下手に洗脳されていないので、むしろ直感的にわかるのです。

基本練習を積み重ねてきた人は美しいし、やっていない人は穢(きたな)い。

それが日々の所作にまで、にじみ出てしまいます。


基礎練習を積み重ねきた人の動きは、虜(とりこ)になるほど美しいものです。

(プロメテウス運動器のオビ的な意味で)

ヒップフレクサー伸ばし
28年前、とある先輩が僕にこう言いました。

「安部ちゃんさあ、基本練習さえちゃんとやっとけば食っていけるからな!」

僕はその言葉を信じて、アホみたいに単純な動きを繰り返してきました。

あのときの先輩の言葉を信じてよかったと、いま思います。


「他人の批判をしている暇がったら練習しろよ♪」

「言い訳を考える余裕があるなら練習しろ♪」

練習不足で活動停止に追い込まれるのは惨めです。

だから僕はこれからも、「練習しろ」という命令を出し続けます。


でもまあほんとは、自主的に練習しないと意味ないんですけどね(笑)。

2015年4月8日水曜日

正確な動きが心をつくり、不正確な動きが心を壊す。「いつか」はやって来ないから、いまこの瞬間に始めましょう。

宗像クラスからの帰り道、ふと思いました。

「正確無比な美しい動きは、健全な心をつくる」

「不正確で穢(きたな)い動きは、不健全な心をつくる」

で、これ、逆も言えるなって。

「健全な心は、正確無比な美しい動きをつくる」

「不健全な心は、不正確で穢い動きをつくる」

心と動きは、同期していますからね。

祈りの型

動きが崩壊すると、心も壊れます。

姿勢の改善に本気で取り組み始めて、そう感じることが多くなりました。

そして、姿勢の改善に本気で取り組んでいる仲間たちも、そう感じています。

動きを改善した後には、なんともいえない解放感と爽快感があるのです。


「心の状態が良くなったら、いつか練習に行きます」

心が壊れている人が、よく発する言葉です。

そして、その「いつか」はやってはきません。

石にかじりついてでも練習に行き続けていれば、心の状態はよくなるものです。


僕が小さい頃、こんな言葉を発する大人たちがいました。

「いつか時間ができたら、やりたいことをやる」

「いつかお金ができたら、やりたいことをやる」

そしてその「いつか」は、やってはきませんでした。


みんな死んでしまいました。


「そのとき、その場で動く」

そうでないと、意味がないのです。

そうしないと、心が壊れてしまいます。

壊れた心で思いつけることは、不健全なことだけです。


恐れと不安に支配され、怒りを抑圧し、そうして心が壊れていく。

壊れた心は依存心を生み出し、すべてをまわりのせいにしだします。

まわりのせいにすればするほどに、自信を失い、卑屈になります。

壊れた心は、自律的に回復することはありません。


何は手はないのでしょうか?

『正確無比な美しい動きを自分のものにする』

これしかないと思います。

姿勢と動きが美しくなった瞬間、心の再構築が完了すると信じています。


正確無比な美しい動きは、基本動作の積み重ねでしかつくれません。

人体の設計図(仕様)どおりに体を使う練習をするしかありません。

運良く、幼少時から『美しい動きをする大人』に育てられていれば幸運です。

多くの人たちは、壊された不正確な動きを修正する必要があります。


動きを修正した人たちの、充実した表情と、しあわせそうな雰囲気。

それをリアルタイムで見る度に、姿勢と動きと呼吸の改善の仕事をしていてよかったって思います。

動くときの呼吸についての質問がきました。

本日の質問メッセージはこれ。


質問またしていいですか?

呼吸と動作です。
吸う息=屈曲
吐く息=伸展
ですね。

では、
ウトゥカタナーサナ
ヴィラ2
など

ポーズに入る時、

膝を屈曲するときは、吸いながら?

戻るとき、
膝を伸展するので、吐きながら?

ですか?


えっと、別にどっちでもいいかと思います(笑)。

身体への作用が変わるだけですから。


ちなみに、ヨガジャーナルのウトゥカターサナ (椅子のポーズ)

息を吐きながら膝を曲げて、太腿をできるだけ床と平行にする。

両膝は足より前に突き出して、胴体は太腿の前にやや傾けて胴体の前側が太腿に対してほぼ直角になるように。

両腿の内側を互いに平行にして、大腿骨の頭部をかかとの方へ押す。

肩甲骨を背中に安定させる。

尾骨は床の方へ下ろして恥骨の方へ入れ込むようにし、腰を長く保つ。

30秒〜1分ステイする。

ポーズをリリースするには、吸う息で両腕のほうへ強く引き上げながら両膝をまっすぐ伸ばす

息を吐きながら両腕を脇に下ろし、タダーサナに戻る。

同じく、ヴィラバドラーサナ II (戦士のポーズ II)

左足をやや右に、右足を90度右に向ける。

右と左のかかとは一直線上に。

太腿を引き締めて右腿を外側に、右の膝頭が右足首の真上になるようにする。

息を吐きながら左膝が左足首の上になるように膝を曲げて、すねを床と直角にする。

可能であれば、左腿を床と平行にする。

右脚を強くして、右かかとの外側を強く床へ押すことで、この動きを安定させる。

肩甲骨の間から両腕を伸ばして床と平行にする。

胴体を左腿のほうへ傾けないこと。

両脇は均等に長く保ち、肩が骨盤の真上にくるように。尾骨をやや恥骨側に引き入れる。

頭を左へ向けて、指先の向こうを見る。

30秒〜1分ステイする。

息を吸いながら起き上がる

足を反対にして左側を同じ長さで繰り返す。

引用ココマデ


大半のヨガは、この呼吸だと思います。

ヨガなら、これで正解だと考えています。


面白いので、こちらの記事も読んでみてください。

ヴィラバドラーサナII:穏やかな戦士

あ、呼吸の話はでてきませんが(笑)。


ヨガの世界で僕が好きなポージングをされてあるのは、Shiva Rea さまです。

Shiva Rea Yoga Shakti

この身体の使い方が、大好きなのです。



いやほんと、大好きです。


安部塾の戦士のポーズⅡはというと・・・

吸う息で肩関節と股関節を外旋します。

坐骨と頭頂を遠ざけて引き合うようにして、脊柱に軸伸展をかけます。

さらに吸いながら胸を開き、膝を曲げていきます。

このとき、骨盤底筋群はゆるめておきます。

吐く息で肩関節・後脚の股関節を内旋させて腹筋群・骨盤底筋群を締めます。

前脚の膝にブレーキをかけつつ、後脚の下腿を外旋させます。

・・・・・言葉で説明しようとすると、こんな感じです。


『実際に戦える呼吸』を基本にしていますので。

ひと息で動かないので、真面目にやると、かなり複雑です。


個人的に、上地流の呼吸が好きです。

膝の使い方と呼吸の同期が、実に素晴らしいです。



當山清幸先生の呼吸は、ほんとうに素敵です。





ほんまもんの身体操作が見れる時代に生まれることができてしあわせです。。


ヨガの身体操作のベースはレスリングと器械体操だと思われます。

組み技系の呼吸ということになります。

打撃系・関節技系をベースとする僕の呼吸と違うのは当たり前です。

なので、好きな方でやればいいのではないかと思います。


呼吸のやり方で、体型や考え方まで変わります。

どんな体型になりたいのかを精査して、呼吸を選べば良いと思います。

恥骨で呼吸してみよう

恥骨

恥骨で呼吸すると、骨盤と背骨のゆがみを直せます。


あお向けに寝て、両膝を直角に曲げます。

かかとを坐骨の一直線上にもってきます。

上前腸骨棘(腰骨)の上に両手を置いて、静かにゆったりと息を吸います。

全身から力を抜いて、完全脱力します。

息を吸いきったら、静かにゆったりと息を吐き出します。

このとき、恥骨が上に吊り上げられるような感じで持ち上げます。

恥骨の押し出しですね。

静かにゆったりと息を吸いながら、恥骨を元の位置に戻します。


12呼吸ほどやると、呼吸が楽になってくるはずです。

立ち上がって姿勢をチェックしてみると、改善されているのがわかると思います。

2015年4月7日火曜日

股関節の機能軸と解剖軸

今日の大手門指導者育成講座で、股関節の機能軸と解剖軸のお話をしました。

股関節の機能軸と解剖軸

これがわかると、股関節からの前屈・後屈が捗ります。

わかっていないと、ケガが絶えません。

健康のためにと無理矢理運動しても、脳は健康にならないようです。他人に言われてやる運動はダメかもですね。

脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方

出版社からのコメント

●「運動で脳が甦った!」──驚きのエピソードが満載
●「こんな運動をしよう」──各章ごとに最適な運動を解説

「脳を活かす~」式の本が巷に溢れていますが、最新の脳科学が証明する身も蓋もない事実はズバリ──「運動すれば脳はよくなる」のです! しかもさまざまな面で。運動は、体のためよりもまず第一に脳のため。これは、あなたの人生を変える一冊です!

カスタマーレビュー

興味深い内容満載の本だが、私が特に興味深かったことは、下記のこと。

 ネズミの実験で

 ・回し車で、たくさん運動したネズミほど、枝(シナプス)が増えていた。
 ・運動をやめると、枝(シナプス)は減った。
 ・運動をしたネズミに迷路などの遊び場(学習の場)を与えると、枝(シナプス)は減らずに、生き残った。
 ・無理矢理運動させたネズミは、枝(シナプス)は増えなかった。

 要は、運動で脳のシナプスは増えるが、その後の学習でしか、シナプスは定着しないということ。


運動で精神疾患が治る……という事実はあまりにも知られていません。また実際に効果があったとしても、飲むだけという薬物療法に流れてしまうのは人の性なのかもしれませんね。ただ、やはり根本的に治すためには『運動』は必要なことだと感じます。

 かくいう自分もパニック障害を持ち、一時は社会的に生活するのが困難なレベルまでこじらせてしまいました。「社会は私に優しくない」と、そういったネガティブな思考が頭にこびりついて離れませんでした。

 ですが、それは『脳内の分泌物バランスの問題』なのだということを知り、運動療法を開始しました。そうして克服した今、私は起業し、社長として日々を忙しく過ごしています。

 現代社会では一度社会に出てしまうと、体を動かすことがどうしても少なくなってしまいます。
しかし、人間の身体にはつい最近まで農業を中心とした、身体を動かす生活を営んでいたわけです。そう考えると社会のあり方と身体のあり方がいまだマッチしていない今の世代というのは、多かれ少なかれ精神疾患を患う可能性が高いのです。

『脳を鍛える=頭がよくなる』という意味で捉えられがちではありますが、『脳の機能を正常化する』といった意味で捉えるほうがしっくりくるかもしれません。

引用ココマデ


多くの人が経験していることだと思いますが、自分からすすんで運動すると心が健康になります。

無理矢理運動させられた場合は、心が健康になりません。

なので、安部塾では運動を強制しません。

やりたいからやるという姿勢でないと、効果がまるで出ないからです。


すぐ予約

すぐ入金

すぐ運動

という連鎖の継続ができている時点で、心が健康なんですけどね。


心が健康でないと、運動が継続できません。

楽しめませんからね。

楽しく運動を継続すれば、脳機能が正常になるわけですが、ここがネックかもですね。

そんな理由で、安部塾では運動を強制しません。


大切なことなので、2回書きました(笑)。


まずは、塾生自身が楽しく動くこと。

それが、安部塾の基本です。

楽しく動いて心が健康になってくれば、集客が不要になります。

心が健康であれば、人は集まってきますから。


心が不健康なときに集まってくる人たちは似たもの同士です。

動きたがらない人たちを集めても、身体操作のクラスはつくれません。

動きたい人たちを集めるためには、自分が楽しく動いていればいいのです。

自分が無理矢理動いていると、無理矢理動く人たちが集まって、ケガの巣窟に(怖)。


正確無比な身体操作をすれば、楽しく動けます。

なので安部塾では、身体操作の基本をみっちり練習してもらっています。

継続できた人たちは、心の状態が良くなってます。

FBで紹介しましたが、心は動きでつくられるのです。


動きが心をつくる──身体心理学への招待