2017年1月26日木曜日

理解できた瞬間に痛みが消えます。

昨日の記事で、腰痛学校を紹介したので、本家本元の長谷川先生の御著書を紹介します。

長谷川先生の御著書

この本の登場で、世界は変わりました。

腰痛は怒りである

たしか、2000年くらいだったと思います。

サーノ博士のTMS理論を知ったとき、「これだ!」と思いました。


そもそも、僕は腰痛になったことがありません。

そんな僕には、サーノ博士の説は、自然に受け入れれるものでした。

ところが、腰痛持ちの人の多くが、意味がわからないというのです。

理解できた人は、瞬時に痛みが消えました。


これは面白いと思いました。


腰痛は怒りであるを読む以前は、七情の研究などをしていました。

感情が身体反応を生むという古代中国の考え方です。

このあたりは、古代日本でも同じです。

「感情は、筋肉・関節に封印される」と、確信していました。


実際、結合組織には、感情が反映されています。

否定的感情が反映された結合組織は、誤情報を脳にフィードバックします。

この理由で、すでに痛い人は、おかしな情報ばかり信じ込んでしまうのだという仮説があります。

僕は、この説を支持しています。


話を戻して、腰痛の人は、長谷川先生の本を読んでみましょう。

世界観が変わると思います。

治療師や指導者は、最善のアプローチができるようになると思います。

というか、TMS理論を知らない人が、慢性痛の問題に関わるのはどうかと思います。



で、ボディトリートメントで結合組織の封印を解くと、抑えていた痛みが再現されることがあります。

ある種の、感情の表出です。

うちの塾生たちにも、ときどき見られます。

舞さんとか奈見子さんとかも、通ってきた道です。


ここで痛みをなくそうとすると、ドツボにはまります。

痛みを受け容れると(痛みが感情であることを理解すると)、瞬時に消えます。


多分、本人たちがそのネタで記事を書くから、読んでみてください。

ヒントが得られるかもしれません。


入塾した方が早いと思うけどw

2017年1月25日水曜日

「腰痛学校」を読もう(「腰痛教室」じゃないよw)。腰痛は読書で治す時代です。

この本、これからのエクササイズ界に、革命を起こしてくれる予定です。

まさか、まだ読んでないとか?


人生を変える幸せの腰痛学校 ―心をワクワクさせるとカラダの痛みは消える



ようこそ、世界最先端の腰痛治療「認知行動療法プログラム」の世界へ──
世界初! 読んで治す、腰痛改善のための物語

ある小さなクリニックの休診日に行われる「慢性腰痛改善プログラム」。そこにたまたま集った、年齢、職業、家庭環境、痛みの内容が異なる6人の“腰痛難民"たち。講師は元大学病院整形外科勤務の不思議な先生だった──

「腰痛を治したければ、腰痛を治そうとしたらアカンのですわ」
「ほとんどの椎間板ヘルニアは痛みと無関係」
「腰痛は風邪と同じ、自己限定性疾患です。自分で治せます」
「どの専門家からどんな説明を受けるかでその後の人生が大きく変わってしまうんです」
「人間てね、自分が思てるよりずっとずっとすごいんですよ」
「プラシーボ効果は、すでに力が備わっているという証拠です」
「いい気分は、自信や行動力を取り戻してくれる」………

8週間にわたる授業によって、腰痛に対する6人の「思い込み」と「誤解」が少しずつ解き放たれていく……。

物語を読み進めていくうちにあなたの脳に刻まれている間違った常識が覆される、世界で初めて【腰痛の改善】を目的に書かれた真実のストーリー。

「もはや腰痛の治療には、安静も、コルセットも、薬も、手術も、腰痛体操も効かないことは科学的に実証された事実である。大事なことは、腰痛に関する誤った思い込みを消去し、正しい知識・情報を心底理解し、考え方や行動を変えることである。本書はそのための最強の教科書であると同時に、腰痛の恐れから解放してくれる希望の物語でもある」(本書「解説」より)
───『腰痛は〈怒り〉である』著者 長谷川淳史氏

引用ココまで


先ほど、伊藤先生の許可をいただきまして(笑)、

伊藤先生&鍋山先生

盛大にやらかしております(笑)。

なぜだか、教室と思いこんでおりました。


姿勢の歪みで痛くなるのではなく、痛いから姿勢が歪むというのは、筋肉連鎖の世界では常識です。

詳しくは、レオポルド・ブスケ先生の説を参照してください。


なので、姿勢だけ正しても、痛みは消えません。

高名な指導者の方々が、軒並み腰痛持ちなのを見れば、一目瞭然ですよね。


また、運動は「脳機能の改善」のために必要なのであって、運動が直接効いているわけではありません。

ここ、大切です。


痛みをとる目的で運動をすると、痛みを強化してしまいがちです。

運動が楽しければ、痛みが消えます。


そんな感じです。


続きは、腰痛教室学校で。

2017年1月23日月曜日

ヨガ再開の流れに(笑)

昨日、ひさしぶりに東京でヨガレッスンしました。

参加者のひとりから、

「いままで出たヨガレッスンの中で最高でした」

と、喜んでもらえました。

レイ・ロング先生の理論の解説をしただけなんですけどね(笑)。

ヨガアナトミー・アーサナ編の立ちポーズだけ。

安部塾式に解読すると、ウケがいいです。

なので、次回の東京は、一冊まるごといっちゃいます。

お楽しみに❤

2017年1月20日金曜日

1月23日(月)薬院校開けます。踵(かかと)は股関節・肩関節と連動するというお話。

1月23日(月)、薬院校での塾長グループレッスンと塾生講座やります。

※26日(木)は、大阪出張のため休みになります。

1月23・24日スケジュール

よろしくお願いいたします。


今日の講座で、これやりました。

踵と股関節・肩関節

某関節技業界では有名なネタです(笑)。

明日からの東京でも解説します。


シルクドセイコ

シルクドセイコ

何を目指しているんだ(笑)?

2017年1月18日水曜日

無理なポーズ・痛いポーズ練習で脳を壊していませんか? 構造的・力学的に正しい動きは、美学的に美しい。

無理なポーズ練習は、脳を壊すと考えています。

扁桃体の暴走と、DLPFC(背外側前頭前野)の機能低下。

練習すればするほど、痛みがひどくなる。

慢性痛になった時点で、脳が壊れていると考えています。

萎縮した脳

健康のためなら、普通の運動で充分です。

特別な動きをしたら効果がありそうだと考える時点で、脳の萎縮が始まっている気がします。

見世物的なパフォーマンスに走り出したら、扁桃体の暴走の証左ではないかと考えています。

代償は安くないと思います。


とはいえ、かなりの割合で、過剰な柔軟性と力を求めてしまう人たちがいます。

途中で目が覚めて、僕のところに通う人たちもいます。

通ってくる人に話を聞くと、「そりゃ、壊れるよ」って内容をやっています。

全否定して、0(ゼロ)から学び直してもらいます。


まあ、簡単な話、間違ってないなら痛みは出てないんですよね。

慢性痛なんて出ている時点で、OUTでしょう。


僕は、身体の動きは、ノーミスである必要があると考えています。

ミスのない動きで、しっかり負荷をかける。

古来より受け継がれてきた、先人の智慧。

構造学的・力学的に正しい動きは、美学的に美しいのです。


構造学的・力学的に正しい動きは、美学的に美しいのです。


構造学的・力学的に正しい動きは、美学的に美しいのです。


大切なことなので、3回書きました。


美しい動きを目指せば、脳は壊れません。

問題は、美しさを感じるセンサーが壊れていると、美しさを正しく認識できないということ。

壊れた脳は、美しさを感じることができないのです。

なので、プロメテウス解剖学の力を頼ります。


これまで、構造学的・力学的に正しい動きに触れてこなかった人には、高い障壁があります。

自分が正しいと思い込んでいる人には、超えることができない障壁です。

超えたいのなら、先人が積み重ねてきた知恵を学び直しましょう。

自分のバカさ加減が理解できたら、道は自ずと拓けます。


そう。

遠くまで見渡したいのなら、巨人の肩に乗ればいいのです。

遠くまで見渡したいのなら、巨人の肩に乗ればいい

巨人の肩の上

先人の積み重ねた発見に基づいて何かを発見することを指す。「巨人の肩の上に立つ」、「巨人の肩に座る」、「巨人の肩に登る」、「巨人の肩に乗る小人」、「巨人の肩に立つ侏儒」などの形でも使われる。科学者アイザック・ニュートンが1676年にロバート・フックに宛てた書簡で用いた、

私がかなたを見渡せたのだとしたら、それはひとえに巨人の肩の上に乗っていたからです。(英語: If I have seen further it is by standing on ye sholders of Giants.)

という一節を通してよく知られている。このニュートンの手紙が原典だと信じられていることも多いが、最初に用いたのは12世紀のフランスの哲学者、シャルトルのベルナールとされる。

この言葉は古代文化の偉大さを認め継承した上で進歩を意識する、12世紀ルネサンス期の人文主義における穏健な進歩思想(英語版)を象徴したものとされ、シャルトル学派のシャルトルのベルナールに帰せられている。文献上の出典は、ソールズベリのジョン(英語版)が1159年の著書『メタロギコン』(Metalogicon) で次のように述べた箇所である。

私たちは巨人の肩の上に乗る小人のようなものだとシャルトルのベルナールはよく言った。私たちが彼らよりもよく、また遠くまでを見ることができるのは、私たち自身に優れた視力があるからでもなく、ほかの優れた身体的特徴があるからでもなく、ただ彼らの巨大さによって私たちが高く引き上げられているからなのだと。

博識な賢者にかく問う者があった。「先人は我々自身よりも賢明であったことを我々は認める一方で、先人の見解を批判し、しばしば否定し、真実は我々とともにこそあると主張する。これ如何に。」賢者答えて曰く、「矮人と巨人、いずれが遠くまで見渡せるか。無論、目が矮人よりも高くに位置する巨人である。しかし矮人が巨人の肩の上に乗せられたならば、いずれが遠くまで見渡せるか。 … つまり我々もまた、巨人の肩にまたがった矮人である。我々は彼らの知識から学び、さらに先へと進む。彼らの知識により我々はより多くを学び、言うべきことを言えるようになるが、これは我々が彼らよりも優れているからではない。」

引用ココまで


巨人の肩に乗りましょうw

2017年1月11日水曜日

なぜ、安部塾では抗重力位をとらせるのか? 覚醒と思考改善と筋肉活動の最適解。人は、見た方に進む。

網様体賦活系


安部塾では、正しく抗重力位をとることにこだわる。

覚醒レベルを上げるためだ。

大脳皮質や辺縁系は、情動や覚醒を支配する。

そして、覚醒状態を維持するためには脳幹網様体の興奮が必要。

脳幹網様体の興奮→視床→大脳全体の興奮。

これがスムーズにいくと、覚醒状態を保つことができる。

認知と情動のコントロールは、覚醒状態の維持無くしてはできない。


脳幹は、自律神経系や姿勢筋緊張や摂食のコントロールなども担う。

モノアミン作動系は、姿勢筋緊張をコントロールする。

抗重力位をとるとモノアミン作動系が刺激され、姿勢筋緊張の向上が図れる。

結果、覚醒の向上を図ることが可能となる。


脳幹網様体について、ワタナベさんが、こんな記事を書いておられた。

→ なぜ感謝と幸せを数えるのがいいのか?



安部塾的には、

「人は、見た方に進む」

ということ。


満足する方向を向いていれば、満足する情報が、

不満になる方向を向いていれば、不満を煽る情報が、

それぞれ、目に飛び込んでくる。

そして、現実世界は、見た方へ進んでいく。


情動も身体反応も行動も、すべて自動思考から生まれてくる。

思考の改善を奨める理由だ。


皮脳同根。

安部塾的には、皮膚は脳そのものである。

皮膚の状態に、思考と感情が投影される。

そして、皮膚の状態は、人間関係の状態とリンクしやすい。


抗重力位をとって、思考を改善するといい。

思考の改善なくして、真の意味での肯定的な変化はあり得ない。

古代の賢人たちが、残した言葉の通り。

踵(かかと)で呼吸する=抗重力位をとることで、最適解を得る方がいい。

生物の証は、対称性と規則性。歌と舞と踊り~正しい身体操作の行き着く先。

普通にすごいです。




安部塾でも、下関で聖子ちゃんが熱唱してくれました。

ひふみちゃんとの、旧朝活メンバーコラボが楽しかったです。


澄田さんが、こんな記事を書いておられます。

7:わたし的舞い舞い日記 ~ キリギリスを貶めないで

芸術は、物質的生産性からほど遠いところに存在しています。

そういった生産性を離れないと、生まれないものだから。

ですから、
芸術家にパトロンやスポンサーがつくのは
至極自然なことのように思ったりします。

お互いに足りないものを補い合い
お互いの魅力を引き出しあうことが
ともに生きる意味ですから。

引用ココまで。

高千穂夜神楽 御神体 イザナミがイザナミに

あ、これは……

イザナギが妻イザナミに「あなたの身体はどのようにでき上がっていますか」と尋ねると、「私の身体は成りに成って、足りないところが一か所あります」と答えた。そこでイザナギが「私の身体は成りに成って、余っているところが一か所あります。だから私のこの余っているところで、あなたの足りないところを刺し塞いで国を生もうと思うが、どうですか」と言うと、イザナミは「いいでしょう」と答えた。

ですね(笑)。


この後、柱を立てて、その周りを歌いながらまわるわけですが、歌なんですよ。

創世神話の始まりって。

で、柱をまわる螺旋の動きが、『舞』となるわけです。

踏む動きは、『踊り』となります。



そういえば、こんなツイートが。


生物の証は、対称性と規則性。

生物の証は、対称性と規則性。

生物の証は、対称性と規則性。

大切なことなので、3回書きました。


正しい身体操作には、対称性と規則性があります。

生きている証ですね。


話を戻して、

身体操作研究の行き着くところは、歌と舞と踊りです。

ならば、最初から、歌い、舞い、踊ればいいのです。

それが、最適解です。

2017年1月5日木曜日

痛みは脳内でつくられる。筋膜のコラーゲン繊維が感情を記憶する。

以前もシェアした記事ですが、あらためてシェアします。

痛みは脳内で作られる。その強さを左右するものは感情であり、コントロールすることができる。(米研究)

「痛みの認識は、年中無休で感覚神経からもたらされる情報を選別している”脳内回路”によって形作られたものである」

脳は痛みの体験に伴う感情も決めている。これは脳が2つの異なる系を用いて、神経末端からもたらされる痛覚情報を処理しているから可能になることだ。

落ち着きや安心感、他人との繋がりといった前向きな感情は、痛みを最小化し得る。反対に否定的な感情なら逆の効果がある。

8週間に渡る瞑想の訓練を受けることで、痛みを阻害する脳のリズムを大幅にコントロールできるようになる。

引用ここまで


昨日は、レイ・ゾーナで「スパイラル・ニーディングの特別講座」でした。

レイ・ゾーナ スパイラル・ニーディング

レイ・ゾーナ スパイラル・ニーディング

で、コラーゲン繊維のお話をしました。

コラーゲン繊維・弾性繊維

固着した姿勢とは、コラーゲン繊維に形状記憶されたパターンです。

姿勢は、感情そのものです。

コラーゲン繊維が感情を記憶するメカニズムです。

講座のときにお話しした通りです。


スパイラル・ニーディングの圧倒的効果に、驚きの声があがっていました。

体験した人だけにわかる感動です。


皮脳同根。

皮膚と脳は、同じ根源をもつのです。